思わず見とれてしまうような、美しく精巧なデザインで知られる「ウィルトン織り」の高級ラグ。
今日はそんなウィルトン織りのラグについて掘り下げてみたいと思います。
ウィルトン織りとは
ウィルトン織りは、経糸と緯糸の組み合わせで基布とパイルを同時に作りながら織る、伝統的な織り方の一つで、18世紀にイギリスのウィルトンで発展し、その名を冠しています。
通常のラグより多くの糸を使用して織られ、機械織りの中でも、最高級品です。
ウィルトン織りの特徴
ウィルトン織りの特徴の一つとして、その密度の高さが挙げられます。
緻密な織りは、ちょうど画素数の高い画像のように、デザインの細かい部分まで見事に織り上げることができ、それこそが美しさの秘密です。
また密度の高さと織り方により、非常に耐久性があり長期間美しさを保つことができ、使い勝手の良さも兼ね備えています。
もう一つの特徴は、様々な素材を使用して製造することができる点です。
ウールやナイロン、ポリプロピレン、レーヨンなど豊富な素材の選択肢も魅力の一つで、同じウィルトン織りと一くくりに言っても、まったく違うテクスチャになります。
ウィルトン織りの魅力
高密度の織りで描かれた美しい柄は、空間を彩る芸術品とも言えるインテリアアイテムです。
繊細なディテール、豊かな色彩、そして、重厚感のある踏み心地。
どれも部屋の雰囲気を一層引き立て、心地よいくつろぎの時間を演出します。
ぜひおすすめしたい、ウィルトン織り高級ラグ3選
No.1
エレガントなクラシックデザインと重厚感。最高級のウィルトン織り
「BRIART/ブリアート」
天然素材の毛100%で織られた「BRIART/ブリアート」。
900,000ノット/㎡の高密度で綿密に表現された柄は、まさに芸術です。
「威風堂々」としたその重厚感は、見た目だけではなく実際にしっかりとした質量があり、弾力のある素晴らしい踏み心地を感じることができます。
柄やカラーは目を惹く鮮やかなレッド、重厚感のあるネイビー、上品で落ち着きのあるブルーの3種。
No.2
アンティーク調のデザインと、さりげないカラフルな遊び心
「LUQUARME/ルクアーム」
かすれたような風合いを織りで見事に再現している「LUQUARME/ルクアーム」。
耐久性の高いポリプロピレンで織られているのも、様々な素材を使用できるウィルトン織りならではです。
両端のフリンジにさりげなく混ぜ込まれたカラフルな糸や、他ではあまり見ないボタニカルな柄は個性的で魅力的。
アンティーク調の落ち着いた雰囲気の中にデザインへのこだわりや遊び心が光ります。
カラーは、ブルーとグレーの2色。
No.3
中心部より広がる繊細な模様。特別なレーヨンで織り上げた最高級品
「QUM/クム」
「水に弱い」という性質があるレーヨン。濡れると繊維が膨張し繊維同士が引っ張り合い、縮みが発生してしまいます。
しかし、「QUM」に使用した「モダール」というレーヨンは、レーヨン自体の特性は残しつつ弱点を克服した特別な生地です。
1,440,000ノット/㎡の高密度で手触り、踏み心地ともに極上。
繊維の境目が見えないほど詰まっており、表面には美しい光沢があります。
目を凝らさなければ見えないほどの細やかな模様は、美術品といっても過言ではないほど優雅で、格調高い1枚です。
お部屋に1枚あるだけで、贅沢な「日常」を演出してくれる、高品質なウィルトン織りラグ。
そのすばらしい魅力をご紹介しました。
皆様も一度、その特別なラグに実際に触れ、手触りや踏み心地を体験してみてください。